ブリーダーの将来性はどう?

ブリーダーとして開業するにあたり、設備投資をし、犬猫を買い集め、犬舎を建てと何かと出費がかさむ事でしょう。

 

長い将来を見据え、どうしたらビジネスとして成功するのかは気になるところです。

 

ファンシャーから、ブリーダーへ

ペット先進国と呼ばれるヨーロッパの国々やアメリカでは、日本のようなスタイルの仔犬、子猫の展示販売は法律で厳しく禁じられています。

 

犬、猫を飼い始めたいときには、まずは保護施設へ行き、里親としての審査を受け、引き取り、飼育し始めます。

 

諸外国では、繁殖に関しても厳しい取り決めがあり、日本のように商用目的での繁殖は禁じられ、繁殖の目的は種の保存の為であれば認められています。

 

それぞれの犬が本来持つ種の特性を保存し、受け継がせる為の繁殖をする仕事を尊敬の意味を込めてブリーダーと呼びます。

 

日本のように、特段の専門知識がない状態で、商用目的で繁殖する業者をファンシャー、ラバーズ(愛好家)と呼びブリーダーとは認めないという表現をしています。

 

流行の居ない現代

ペット業界も一時は、ミニチュアダックス、コーギー、チワワ、プードルと空前のブームが立て続けに起こりました。

 

ペットショップの店頭では、人気犬種の子犬が足りなくなり、次の出産まで数か月でも待つ為の予約を受け付ける事態が起こりました。

 

でも、トイプードルのブームもすでに10年以上前に落ち着き、その後は特定の犬種の爆発的なブームは起きていません。

 

ペットに限らず社会全体がそのようなブームを望む傾向にないからでしょう。

 

ブリーダーも以前のように、人気犬種を一度に大量に出産させ、一攫千金を狙うということは難しいようになりました。

 

ですから、これからは、一過性のブームを追いかける繁殖ではなく、自身のこだわりを持った犬種に絞り、優秀な血統を受け継がせる為の繁殖を行い、その血統ゆえに指名買いのくるような繁殖を行ってゆくことが、ビジネスとしての成功につながるのです。

 

これからは、ファンシャーではなく、本当の意味のブリーダーでなくては生き残れない時代になるのでしょう。