未経験からブリーダーになるには?

一時は、自宅でペットとして飼い始めた犬を交配させたり、多頭飼いをし、出産させ、生まれた子犬をペットショップへ販売をするという「副業ブリーダー」「素人ブリーダー」というスタイルがありました。

 

ペットショップも「ご家庭で生まれた子犬、子猫買い取ります」という宣伝を大々的に行い、「副業ブリーダー」「素人ブリーダー」からの仕入れの方が、プロのブリーダーよりも安価に仕入れることができると、家庭での繁殖を推奨したものです。

 

法改正を境に

ですが、今では動物愛護法の施行に伴い、犬猫の売買には自治体の許可を得る必要が生じました。

 

動物愛護法に伴う「販売」の許可を得るためには、所定の資格、実務経験が必須条件となります。

 

つまり、「繁殖」であれば仕事としてブリーダー業を未経験者でも可能ですが、その後の販売は、未経験者の場合、許可を取得できないのです。

 

またペットショップ側も子犬、子猫の仕入れにあたって、正式な開業届を取得していないブリーダーと取引をする事は違法行為とみなされるので行いません。

 

未経験でも、責任は生じます

ペットショップなどの業者を対象とした取引ではなく、インターネットを活用し、素人同士での売買の可能性を考える事もあるでしょう。

 

確かに、素人同士のやり取りであれば、お互いに素人だからと気軽に思えるでしょう。

 

ですが、たとえ素人同士であったとしても、販売者側には、販売する生体に関する「製造」責任が生じます。

 

病気だとは気が付かなかった、知らずに売ってしまった、告知する事を怠ってしまったでは済まされず、場合によっては裁判にもなりかねません。

 

生き物の繁殖に携わる以上は、しっかりと経験を積み、専門的な知識を身に着け、ペット業界の仕組みを熟知したうえで、開業をしましょう。

 

何十年と続く老舗の犬舎は、国内にも多数あります。

 

開業にあたってはぜひ指南を仰ぎ、十分な経験を積んでからスタートできるようにしましょう。